第3回[名古屋]ネプコンジャパンでマテリアルズ・インフォマティクス(MI)について講演しました!

ネプコンジャパンでの講演

2020年10月21日に、ポートメッセなごやで開催された第3回[名古屋]ネプコンジャパンで、 長瀬産業株式会社(以下、長瀬産業)の折井靖光執行役員(NVC室長)が、 「MIプラットフォームの開発~AIは新材料を見つけることができるのか?~」 をテーマに特別講演を行いました。

IDC Digital Universeによると、 全世界を飛び交うデータ量は今後も関数的に増加を続け、 2020年の44ZB(ゼタバイト)から2025年には163ZBに到達すると言われています。 人類はこれまで石油資源を価値に変えてきましたが、 これからはこの膨大な「ビッグデータ」が私たちの社会に新たな価値を生み出す“資源”となり、 各企業がデータをどのように活用していくかが肝となります。

膨大な情報を処理するにあたっては、 進化のスピードが早いソフトウェアに対し、 ハードウェアの進化がボトルネックになる可能性が指摘されています。 さらに、企業側においても、データとして処理・分析ができる構造化データ(Excelなどで構造化されたデータ)と比較し、 非構造化データ(PDFや動画、手書き資料等)はその4倍以上あるといわれ、 非構造化データをいかに構造化し活用できるデータとして蓄積していくかが課題となります。

講演では、こうした課題に対応していく必要性を複数の事例を用いて言及し、 課題に対する打ち手の一つとして、 長瀬産業がIBMと共同で開発を進めるマテリアルズ・インフォマティクス(MI)について紹介しました。

折井 靖光 長瀬産業株式会社 執行役員 NVC室 室長
1986年 日本IBM(株)入社
2012年 IBM東京基礎研究所 サイエンス&テクノロジー部長。
2016年 IBMを退社し、長瀬産業に入社。2017年4月からNVC室室長。

マテリアルズ・インフォマティクス(MI)のSaaSサービス「TABRASA」の提供を開始

長瀬産業はIBMと共同開発したマテリアルズ・インフォマティクス(MI)のSaaSサービス「TABRASA」の提供を開始します。 【プレスリリース・リンク】

膨大な文献や実験データ等の非構造データを構造データ化し、 データを理解・体系化したうえでユーザーが求める新材料を推測・提案する「コグニティブアプローチ」と、 物質の化学構造と物性値の関連性を学習し、 ユーザーが求める物質の“化学構造式”を示す「アナリティクスアプローチ」の2つのエンジンを提供し、 高機能素材やバイオケミカル関連メーカーの開発力向上をサポートします。

MIを「自社で活用すべき」76%も、導入の課題は「組織・人材がいない」が36%で1位

長瀬産業では、第3回[名古屋]ネプコン ジャパンにおいて、 弊社の講演を聴講してくださった29名の方に、 MIの活用や導入の課題についてアンケートにご協力頂きました。

アンケートの結果、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)を自社で活用するべきだと考えている方は全体の76%に上る一方、 MIを自社で活用されている方は、全体の10%程度に留まりました。

MIを活用・導入するにあたり課題となる上位3項目は以下のとおりで、組織や人材の確保、 データ構造化、運用コストが課題となっていることが分かりました。

1位:データを活用する組織・人材がいない(36%)
2位:構造化されたデータはない(28%)
3位:運用コスト(17%)

長瀬産業がIBMを共同で開発しサービス提供を開始した「TABRASA」は、 自社に高度な知識・技術を持つデータサイエンティストがいなくても運用できるユーザーフレンドリーなUIが特徴で、 人材の確保や人材育成面での課題を軽減することが可能です。

加えて、システムコグニティブアプローチを使用することで構造化されていないデータを構造化し、 蓄積した知識をつないで体系化させる「ナレッジグラフ」を作り上げていくことができるため、 企業内のデータが構造化されていなくてもデータを蓄積・分析することができます。

また、SaaSサービスであることから、自社専用のシステムを一から作り上げるのに比べ、 低コスト・短期間で最先端のMIを使用いただけます。

TABRASAのご提供は、皆様が課題と感じているMI導入のハードルを下げる一助になると確信しているものの、 組織やデータを構造化する仕組みづくりなど、各企業様の課題が全くなくなるとは考えておりません。 ユーザーの皆様のお悩み、声にしっかりと向きあいながらTABRASAのシステムの改善や、 サポート・サービスの充実に取り組んでまいります。

TABRASAサービス・講演のお問い合わせは以下からお願い致します。
【TABRASAの問い合わせリンク】